インプラントは口腔内の外科手術です。いろいろな不安がつきまといますよね。
でも、安心してください!!少しでも安心してインプラント治療が受けられるような、さまざまな術式や治療法があります。
このサイトでは、患者さんの不安に寄り添い、身体や心の負担を軽くしてくれるような術式や治療法について解説していきます。また、それらの治療を取り入れているクリニックをエリアごとに紹介します。
こんなあなたの不安を安心に変えてくれるかもしれないインプラントの術式がこちらです。
通常インプラントを埋め込む際には、麻酔をしてメスで患部を切開。骨と歯肉をメスで剥がしドリルを使ってインプラントを埋入するための穴を開けます。切開した部分は縫合を行います。
字面を見ただけで怖い…という方も多いでしょう。
フラップレス手術は、あらかじめCTやコンピュータで精密に埋入位置をはじめ、深度、角度、種類、サイズをシミュレーション。そこをめがけて専用のパンチのような器具で一瞬にして穴を開けます。その時間わずか10分程度。
通常の切開に比べて出血や腫れや痛みが少なく、傷の回復も通常より早いのが特徴。もちろん縫っていないので抜糸の必要もありません。
通常インプラントを埋め込む際には、歯肉を切開して骨から剥がし、露出した骨をドリルで削って穴を開けます。あのドリルの音や振動が怖い、という方は多いでしょう。
また、骨の幅が狭かったりすると、ドリルが使いにくく骨移植などの大掛かりな手術が必要です。
このO.M.Aインプラントは、骨の表面に専用器具を用いて最初は小さな穴を開け、骨の状態を見ながら徐々に太い器具に替えて穴を広げていきます。骨を削らないので、出血や痛み、腫れは少なく、あの音も振動もありません。骨の幅が狭い方にも有効な方法です。
こんなあなたの不安をちょっとだけ安心に変えてくれるかもしれないインプラントの術式がこちらです。
これはまだ抜歯をしていない状況にのみ適応される術式で、抜歯と同時にインプラントを埋め込む方法です。
もう抜くしかない…となった場合、通常、歯肉や骨の状態が落ち着いてからインプラント治療を行った場合、歯を失ってから半年後ぐらいに治療がスタートすることになります。つまりその間、歯がない状態が続きます。
実はインプラントをする場合は、抜歯してすぐのほうが生理的に傷口が治りやすく骨の回復も早いのです。また手術回数が減る分、身体的・精神的な負担も減ることになります。
患部の状況にもよりますが、抜歯即時埋入・即時荷重インプラントであれば、抜歯当日に仮歯まで入れることが可能です。
こんなあなたの不安をちょっとだけ安心に変えてくれるかもしれない麻酔方法がこちらです。
極度の不安感、恐怖心を持っている場合、どんなことをしても「安心」とはならないもの。しかし、そんなストレスから守ってくれる方法があります。
静脈内鎮静法(セデーション)は、静脈から薬剤を点滴して意識が薄れる状態をつくる方法です。うとうとしているような状態になるため、恐怖心や痛みもほとんど感じずリラックスした状態で治療が受けられます。手術時間が短く感じられるのも特徴。治療中に嘔吐反応を起こしやすい人にも有効です。
全身麻酔と異なるため、身体への負担は比較的少ないですが、手術後に眠気が残る場合もあります。
笑気ガスを吸入することにより精神をリラックスさせ、治療の恐怖から解放する方法。鼻から吸入する方法が一般的で、数分後には緊張感や恐怖心が薄れ、リラックスして楽しい気分になります。その間に手術を行うという、幼児の歯科治療にも使われることがある鎮静法です。
低濃度の笑気ガスを使用するため覚醒も早く、副作用などの心配も少ないと言われています。
もちろん、患部への局所麻酔も併用しますので、手術の痛みもありません。
長時間口を開けていたり、器具があたることで嘔吐反射をしてしまう人にも有効な方法です。
こんなあなたの不安をちょっとだけ安心に変えてくれるかもしれないインプラントの術式があります。
これらの治療には高い技術が求められます。
インプラントをしたくても、骨(歯槽骨)の幅が狭いとか、骨量が少ないと言われる場合があります。重い歯周病などでもこのような状態になることが多くあります。通常はこの状態でのインプラントは難しいのですが、対応できる治療があります。
サイナスリフトは、上顎の骨の再生手術の術式のひとつ。副鼻腔の1つである上顎洞に人工骨や自家骨を移植することでインプラントを支える骨を十分にします。ソケットリフトは、上顎洞の下の骨から人工の骨補填材を入れ、専用の器具で上顎洞底を押し上げて上顎洞底が十分持ち上がったところで埋入をする方法です。サイナスリフトよりリスクは少なく、よく行われている方法です。
骨(歯槽骨)の厚さや高さが不足している部分に、粉砕した自家骨(口腔内から採取した骨の組織)または骨補填材を置き、その上に人工膜を置きます。歯肉などの柔らかい組織が混入しなくなるので、骨の再生が促進されます。
4~6ヶ月ほどで歯槽骨が再生されてインプラントを安定して支えることができるようになったら、インプラント治療をスタートします。
通常は長さ10mmのインプラントを埋入し、2~3ヶ月でセラミック冠を装着できるようになります。しかし、骨の高さが5~7mm程度しかない場合は骨造成する必要があり、費用がかさんだり、手術が難しくなったり、治療期間が長くなったり、精神的負担や肉体的負担が大きくなります。
状態にもよりますが、このような場合に短いサイズのショートインプラントを使用することで骨造成することなくインプラントが埋入できます。
歯槽骨の吸収が進んだ状態(歯がぐらぐらになった状態)で抜歯したケースにおいて、上顎洞や下顎神経を避けて骨のある所にインプラントを傾斜させて埋め込む方法です。この方法を用いることで、骨移植などの処置を回避することができます。傾斜させて埋入することで、噛む力を均等に配分できます。状態によっては、抜歯即日で仮歯まで入れられます。
こんなあなたの不安をちょっとだけ安心に変えてくれるかもしれないインプラントの素材があります。
金属アレルギーを引き起こす可能性のある素材を使用しない、メタルフリー治療のひとつ。埋入するインプラントにジルコニアという素材を使用した治療です。
まれに一般的なインプラントの素材であるチタンにアレルギー反応を起こす人がいます。そういう場合に対応できるのがジルコニアインプラント(強化セラミック素材のインプラント)。手術器具もすべてジルコニアを使用します。ジルコニアは金属ではないため、金属アレルギーの心配はありません。
また、ジルコニアは白い色をしているため、長い時間が経って歯茎が痩せてしまったとき、歯茎と被せ物の境目が透けて黒っぽく見えることもありません。
渡辺 孝夫 院長
引用元:厚生歯科公式サイト
http://www.kosesika.or.jp/staff
1984年からインプラント治療を開始
1975年開院、インプラント治療をはじめて35年(2019年現在)のクリニック。非常勤含め3名の医師が在籍。「こわがりさん治療法」など、患者さんに寄り添った治療に対応しています。院長はサイナスリフトの研究者として知られています。
岸田 剛 院長
引用元:岸田歯科口腔外科クリニック公式サイト
http://www.kishida-dental.com/staff/
小さな大学病院を目指している総合歯科
日本口腔インプラント学会 指導医の院長のもと、日本口腔インプラント学会の認定指導医をはじめ、日本歯科麻酔学会専門医、日本歯周病学会専門医、日本障害者歯科学会認定医、日本老年歯科学認定医の資格を持つ医師が在籍。小さな大学病院を目指している総合歯科クリニックです。担当医制を採用、無痛治療や安全・清潔な環境にこだわっています。
苧坂 通 院長
引用元:おさか歯科クリニック公式サイト
https://mobile.osaka-dental.com/clinic/
患者さんにやさしい無痛治療をめざす
患者さんにやさしいクリニック、無痛治療をめざしているクリニックです。インプラント治療においても、新たしい設備や技術を採り入れ、ストレスをできるだけ軽減できるように工夫をしています。
浅井 澄人 院長
引用元:小林歯科医院公式サイト
https://kobayashi.dental-net.jp/policy.html
ミリ単位の精度高い治療をめざす
日本口腔インプラント学会認定指導医の院長のもと、口腔内の治療は全身の健康を守るための一部と考え、インプラントをはじめとした治療のほか、審美的な治療、予防歯科にも積極的に取り組んでいます。
荻原 道 院長
引用元:おぎはら歯科クリニック公式サイト
https://ogihara-dental-clinic.com/
1976年にインプラント治療を導入
1976年からインプラント治療を導入したクリニック。全身の健康も視野に入れ、歯だけでなく周りの粘膜や皮膚も含めた口内全体の不具合を治す治療を実施。患者さんを第一に考えた治療に努めています。
難波 圭司 院長
引用元:なんば歯科クリニック公式サイト
https://dr-namba.com/doctor/index.html
緊張感をもたせない治療をめざす
「痛くない」「待たせない」患者さんに喜ばれるクリニックをモットーに、歯科恐怖症の方のために無痛治療を目指しています。また、機能性と美しさを追求する審美歯科や矯正歯科にも対応しています。
冨田 尚充 理事長
引用元:きたならエキ歯科公式サイト
https://kitanara-dental.net/clinic/staff/
設備には自信あり 14名の医師が在籍
船橋市などに5院を展開、多くインプラント治療実績を持つクリニック。日本口腔インプラント学会認定専門医・富田理事長のもと、2019年6月現在14名の歯科医師が在籍。近所にはインプラント特化型で設備にこだわったTHE IMPLANT & INVISALIGN CHIBAが開院。
飯島 俊一 院長
引用元:アイ・ティー・デンタルクリニック公式サイト
https://it-dental.net/about-dr/
他院で断られた難しい症例にも対応
1991年の開院以来、多数のインプラント治療を行っているクリニック。日本口腔インプラント学会の指導医である飯島院長は東京歯科大学で臨床教授をつとめ、海外でもインプラントの指導を行っています。他のクリニックで断られた難症例の治療にも対応しています。
インプラントに少なからず恐怖心を持っている方にとって、クリニック選びはとても重要なポイントです。不安を軽減してくれる治療方法に対応していることはもちろんですが、それ以前に、見逃してはいけないクリニック選びの基本をおさらいしておきましょう。
インプラントは適切な位置への埋入が不可欠な手術。歯科用CTで立体的に状態を確認したりすることは、より確実な治療成果を出すためには必要なもの。また術中の患者さんの状態を監視するシステムはあるかなど、外科手術に必要な設備が整っているかをチェック。
設備と同様に、重視されるのが院内の衛生環境。使用する器具の滅菌はもちろんのこと、使用する水も滅菌されているか、専用のオペ室があるかなど、術後の感染症を防ぐための衛生環境が整っていることはとても大切です。
インプラントは技術を要する治療です。さまざまな症例に対応した経験や技術が生かされます。歯科治療としての実績ではなく、インプラント治療の実績があるかどうかが重要。インプラントの学会に参加していたり、常に新しい技術を学んでいるかも重要なポイント。公式サイトなどでチェックしてみましょう。
インプラント治療において、特にカウンセリングは重要。患者さんの状態を知り、不安や疑問を解消する目的もありますが、適切な治療計画を立てて治療方針を伝えるために必要不可欠です。外科手術を任せるのですから、カウンセリングで医師に少しでも不安を感じたなら、そのクリニックはおすすめできません。
せっかく入れたインプラントも、まれに破損や脱落が起こることもあります。メンテナンスを怠ると、インプラント周囲炎(インプラントの周りの組織に炎症が起こる病気)になる可能性も。メンテナンスに積極的で、万が一のトラブルがあった際の保証もしっかりしているか、しっかりチェックしておきましょう。
方法 | 無歯顎に1回目の手術で人工の歯根を埋め込み、2回目の手術でその上に土台を設置し、人工の歯を装着する治療法 | リスク | 2回手術を行わなければならない 治療期間がかかる |
---|---|---|---|
平均的な治療期間 | 6ヶ月前後 | 平均的な費用 | 1本あたり300,000円~500,000円(使う素材によって変わります) |
方法 | 歯ぐきを切開せずに、直径3mm程度の小さな穴を歯ぐきに開けることでインプラントを埋入する方法 | リスク | 歯肉、骨の状態によっては出来ないことがある 深さ、方向のコントロールが難しく技術が必要 |
---|---|---|---|
平均的な治療期間 | 1回法の場合は2~3ヶ月 | 平均的な費用 | 1本あたり300,000円~500,000円(使う素材によって変わります) |
方法 | ドリルを使わずに少しずつ手作業で骨に穴を開けてインプラントを埋入する方法 | リスク | 通常のインプラント手術よりも時間がかかる 骨が硬い場合は適用できない場合がある |
---|---|---|---|
平均的な治療期間 | 状態が良ければ手術当日に仮歯が入れられ、1回法の場合は2~3ヶ月 | 平均的な費用 | 1本あたり400,000円~600,000円(使う素材によって変わります) |
方法 | 抜歯と同時にインプラントを埋め込む方法 | リスク | 骨量や骨質により適応できない場合がある 対応できる歯科医院が限られている |
---|---|---|---|
平均的な治療期間 | 状態が良ければ手術当日に仮歯が入れられ、1回法の場合は2~3ヶ月 | 平均的な費用 | 1本あたり330,000円~530,000円(使う素材によって変わります) |
方法 | 上顎洞の下の骨から人工の骨補填材を挿入。器具で上顎洞底を押し上げ、上顎洞底が十分持ち上がったところで、インプラントを埋入する方法 | リスク | 手術による身体への負担が大きく技術が必要 費用が高くなる |
---|---|---|---|
平均的な治療期間 | 通常より4~5ヶ月多くかかる | 平均的な費用 | 1本あたり350,000円~550,000円 |
方法 | 上顎洞の横の歯ぐきをめくって上顎洞を露出させ、上顎洞を直接上に持ち上げ、持ち上げたスペースに人工の骨補填材を入れ自然骨になったところでインプラントを埋入する方法 | リスク | 手術による身体への負担が大きく技術が必要 費用が高くなる |
---|---|---|---|
平均的な治療期間 | 通常より4~5ヶ月多くかかる | 平均的な費用 | 1本あたり480,000円~680,000円 |
方法 | インプラントをするのには骨が十分でない場合に骨を増やす治療で、自家骨や人工骨を骨をつくりたい場所に入れ、特殊な膜で覆い新しい骨をつくる | リスク | 移植骨が定着しない場合がある 感染の恐れがある 費用が高くなる |
---|---|---|---|
平均的な治療期間 | 通常より4~5ヶ月多くかかる | 平均的な費用 | 1本あたり330,000円~650,000円 |